2012/07/06

062 「shelters」について。


関電に行く前に、パソコンを整理していると、2007年頃に書いた企画書が出てきた。
これを元に大阪府から予算を手に入れて、フィンランドの核シェルターと北極圏の森にいった。 ゴンゾをやる前にずっと山に登ってるだけの時期があって、一回真っ暗な森で軽く遭難して、脱出できたときに、ずっと向こうに見える家の電気を見て感動して(屋根がある事や、光がある事、暖かさ、食べ物がある事に)この企画を暖めていたのだった。

核シェルターも北極圏の森も基本、だれも居なかった。
シェルター部分はドアを開けると自動的に蛍光灯がついた。
森では、食べ物もあまり無く、雨が降り続け、蚊が自分の周りに何十匹もいて、
メンタル的にへたっていくメンバーを見ている日々だった。
この企画でゴンゾの背骨が出来た。

で、このときにつくった映像「shelters」を国立国際の「風穴展」で展示したんだけれども、丁度そのときに原発が爆発した。自分的には何かしらの準備をしていたつもりが、まったくの丸腰だと気付いたのもこのときだった。









企画書の部分>>>


この「project MINIMA MORALIA」においては、contact Gonzoを行う「場」に着目し、その場に存在する様々なベクトル、もしくはそこから巻き起こる対立概念を見つけ出し、そこでcontact Gonzoー上記概念をもその場に引き連れた上でーを行うことの可能性を提示し、映像、写真、インタビュー、持ち帰れる物品、文章、インターネットなど多角的なドキュメントを行い、contact Goznoの視点で静かなドキュメンタリーを作成するものである。
これまで、偶発的に選ばれてきた「場」をキュレイションする事によって新たな意味を見いだす。
言い換えればつまり、contact Gonzoというフォーマットを用い、その空間と時間を保存し、持ち運べる状態にした上で、それを歴史的にコレクションし一同にまとめるというものである。
「project MINIMA MORALIA」とは歴史と関わろうとする瞬間的な身体の、やはり牧歌的でローファイなスパークである。
それはわれわれが現在もっとも価値のあるものだと信じる。


project MINIMA MORALIA site 001 >>> FINLAND
project title:“shelters”

第一回の目標地は、フィンランド。

テーマは「自然と人工のエネルギー」。第一回目はとても大きなテーマから始めます。森と湖の国であるフィンランドは同時に多数の原子力発電所を有する国である。フィンランドは他のヨーロッパ諸国に比べ積極的に原子力を取り入れている。
同時に危機管理の意識も高く、国内には公共の地下シェルターが多数存在する(小泉元首相を視察に訪れた)。地下駐車場なども地下8階まであったりと、建築的発想として「○○兼シェルター」という仕組みが多くみられる。
これらのシェルターは上記の通り、普段はシェルター意外でも利用されており、中には自己管理される地下のスケートパークまであるとのこと。他に、プールや図書館と言った目的で使用されている。
しかしこういった危機管理体制はそこに住む人々にどのような未来像を想起させるのか。もはや、SF一歩手前である。
今回のプロジェクトは、約一ヶ月の間フィンランドの深い森と湖、そしてこのシェルターでのcontact Gonzoを行う。またここでの様々な人々との関わりも記録する。
生き残る事が正しいのか、それ以前に、この殴り合っているやつらは何なのか。
苦しくも高い自殺率をマークする国である。
そして沈まない太陽。


参考資料

※フィンランド政府、新規原子力発電所を承認、議会審議へ

フィンランド政府は1月17日、同国5基目となる新規原子力発電所の建設を承認しました。全閣僚18人で表決を行い、賛成10 、反対6、棄権2の賛成多数で決定したものです。今後、同国議会で審議されて承認を得られれば、新規発電所の建設が許可されることになっています。
ヨーロッパでは、EU(欧州連合)のグリーンペーパー(環境報告書)が地球温暖化対策に関連して原子力の重要性を主張している一方、ドイツやベルギーで脱原子力法案が可決されるなど、原子力を巡る動きは複雑です。ただ今回、フィンランド政府が新規原子力発電所の建設を認めたことで、原子力発電に対する再評価が進むとみられています。

☆4基で総発電電力量の3割
フィンランドでは、民間電力会社のテオリスーデン・ボイマ社(TVO)がオルキルオト発電所(沸騰水型軽水炉、87万キロワット×2基)を、またフォルタム社がロビーサ発電所(加圧水型軽水炉、51万キロワット×2基)の計276万キロワットで原子力発電事業を行っており、同国の総発電電力量に占める原子力の割合は約30%となっています。
今回の承認は、2000年11月15日にTVO社が行った申し入れに答えたものです。TVOの計画では、既設のオルキルオト発電所かロビーサ発電所サイトのどちらかに建設する予定です。出力は100万〜160万キロワット、建設コストは100億〜150億フィンランドマルカ(17億〜25億ユーロ、1,870億〜2,900億円)と見積もられています。2000年11月の申し入れ後、2001年2月には同国の規制当局であるフィンランド放射線・原子力安全局(STUK)が安全基準を満たしていると事前評価。立地が予定されているロビーサ発電所とオルキルオト発電所の各地元自治体も2001年3月に増設の支持を表明していました。

☆安定供給とコスト競争力、地球温暖化対策で
今回、新規の原子力発電所が建設された背景には、同国が電力輸入国であることがあげられます。2001年は北欧諸国やロシアから100億キロワット時の電力を輸入しています。北欧諸国は水力発電が電力供給の主力で、電力量や電力価格が降雨量に左右されやすく、また、火力発電の燃料となる天然ガスもロシアからのパイプライン一本に頼っており、エネルギー供給が安定していない、という実情があります。
TVO は、新規立地を申し入れた理由として、1.フィンランド国内の電力会社や産業界などが必要とする追加電源の確保と原子力は再生可能エネルギーであること、2.2008〜2012年に二酸化炭素排出量を1990年レベルに下げる京都議定書の目標を達成するには不可欠――ということをあげています。
また、原子力発電は発電コストが安く、自由化された北欧の電力市場にもコスト競争力があり、安定的に安価な電力を送ることができることも、TVOは理由としてあげています。

☆最大のハードルは「議会」
政府が計画を承認したことで、審議は議会に移っています。議会では、賛成・反対で意見は二分されています。
ただ、地元の有力紙が実施した世論調査では、回答者の40%が計画に賛成で反対の33%を上回っており、この「世論」どおりに議員が動けば、フィンランドでの新規原子力発電所立地が大きく前進することになります。


※外務省HPより転送

安全の手引き
(緊急事態に備えた心得)

6.原発事故対策
(1)現在国内4基の原子力発電所がありますが、旧ソ連地域では放射能流出事故の危険性を含んだ施設もまだ存在しています。そのため、当国では約300の放射線監視所が設置され、原子力安全センター(STUK)等が24時間監視を続けています。
(2)全国各地にシェルター(VAESTONSUOJA)が設置されておりますので、居住地区のシェルターについては、以下に問い合わせの上確認してください。
(イ) ISANNOITSIJA (不動産管理会社:the deputy landlord of the building)
(ロ) KAUPUNGINTOIMISTO (市役所:the local city office)
(3)万が一の事故に備え、最低10日分の飲料水、食料品、携帯ラジオ、予備電池、放射性ヨウ素を排出するためのヨード錠剤等医薬品を用意することをお勧めします。ヨード錠剤は薬局にて処方箋なしで購入可能です。
 (ヨード錠剤については、余程の大規模汚染でない限り飲む必要はありません。必ず当局からラジオ等により指示が出ることになっています。)
(4)緊急の場合には、サイレンにより一斉に近くの建物に入るよう指示があり、ラジオにより指示を受けることになっています。可能な限り早く外気から離れる必要があることから、シェルターまで距離がある場合は、自宅等の建物に避難してください。ドア・窓を密封し、換気扇の電源を切ってください。
(5)避難後の原則は、外気を遮断する、ラジオ・TVのスイッチを入れる、当局の指示・情報を待ち、当局の許可なく外に出ないことです。